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よくわからない物と電子機器とゲームが好きな管理人が、アマゾンで買ったり見つけたりした物をレビューしたり愚痴ったりしてるだけのブログ

あまぞんな日々

   

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本【「犯人に告ぐ」 雫井脩介著】



出版は双葉文庫。

 『人通りの多い駅前からはずれ、本流からおこぼれを預かる毛細血管のような脇道の一つを進むと、唐突に現れる古い木造建築。0.1円であっても消費税を切り上げ請求してくる婆さんが営む本屋だ。
 この本屋の婆さん、なかなか曲者で、いつ何時訪れてもレジカウンターに収まり酢昆布を食べながらテレビを見ている。そして客の気配に気づくと、決まって和紙を握りつぶしたような顔で威嚇してくるのだ。その瞬間、ある者は立ち読みを諦め、ある者は、つまりこれは私なのだが、まるで店から退場する権利が欲しいかのように、そそくさと目に付いた文庫本を手に取る。

店の敷居を一歩でも跨ぐと、そこはもう婆さんのテリトリーなのだ。

 レジに文庫本を持っていくと慣れた手つきでカバーを被せ、笑みとも苦虫を噛み潰したともとれぬ表情で、一円余分に請求してくる。ここで小銭を出すのにもたつけば、「舌打ち」で散々殴られる破目になるから、客は事前の準備をもって手早い支払いを強いられる。そのくせ会計の合間に、少しでも相撲中継が白熱すると客を平然と待たせるというのだから理不尽だ。年をとると肝が据わると言うが、この婆さんを見る限り本当らしい。もっとも、客が発する小さな音の抵抗をも無視するのは耳が遠くて聞こえていないからなのかも知れないが。
 こんな調子でよく潰れないものだ。不思議ではあるが当然とも思える。年月を経て本の一部と化したように見える異質の本屋に魅力を感じ、消極的に店を支えている人間が私以外にもいるということなのだろう。

 私は本屋を出ると肺の空気を入れ替え、カバーに包まれた2冊の退場券に目を落とした。
「雫井脩介、犯人に告ぐ、か。面白いのかな?」』


「犯人に告ぐ」を買うまでの経緯をちょっと小説風に書いてみた。実話なんだけどね。
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周辺機器【地上デジタルチューナー torne(トルネ)】



  トルネってパンの種類だと思ってた。真剣に。というか、未だに納得していない。

ふた月ほど前、「周辺機器【23型フルHD対応ディスプレイ RDT232WLM】」の中で呟いていたテレビライフ計画に、光を注ぐであろうこのトルネ。これ一つでPS3が地デジチューナー/レコーダーにはやがわり。ゲームソフトじゃなく周辺機器に注目が集まるのはゲーム機としてどうかとも思うけどね。

トルネは便利なものの、テレビ関連の配線って結構ややこしい。とりあえずそこらへんは公式のサイトへ丸投げするとして、個人的に気になったところだけを抽出していこうと思う。
torne活用ガイド 地上デジタルチューナーつなぎ方

本【「坊っちゃん」 夏目漱石著】



新潮文庫。

夏目漱石の著作権はとうの昔(死後50年)に失効しているので、電子書籍でよければ「青空文庫」というサイトで今すぐにでも、タダで全文読むことが出来る。もちろん合法。他にも芥川龍之介(没年1927年)、太宰治(没年1948年)等の作品もあるので、興味のある人は眼をやられない程度で読書むといい。
青空文庫

タダで読めると知ると新潮文庫「坊っちゃん」の300円、一寸高く感じる。それでも紙の手触りとあの匂いが好きな人間には実物書籍の需要があるんだけどね。
あの匂いでトイレに行きたくなる人がいるってほんとかな。

その他【多徳ナイフ ビクトリノックス】



買ったはいいけど使わないことでお馴染み多徳ナイフ。今はツールナイフっていう洒落た呼び方が主流らしい。Google検索結果にウン十倍の差があったんだから間違いない。

ディスカバリーチャンネルでやってるような特集もとい、「もしかしたら」に訴えかけるサバイバル用品ほど胡散臭いものは無い。災害がおきた時、缶きりやハサミで倒壊した家は持ち上がってくれはしない。お腹が空いたならシカ肉を探さずにコンビニを探せばいい。仮に極限のサバイバル状態に遭遇したとしたら、多徳ナイフの有無に関わらず死ぬ時は死ぬ。

旅行やアウトドアで実用品として使うなら現実的だけど、冷静に考えると不要な機能が多い。実際は五徳ナイフくらいでこと足りるはず。それでも多機能に魅力を感じるのは、きっと映画の観すぎなんだろうと思う。

周辺機器【FMトランスミッター】



トランスミッター。なんて甘美な名前の響き。

「FMトランスミッター」というのは変調送信機のことで、携帯音楽プレイヤー等から出力された音声信号をこの機械を通して、車に搭載されているようなFMラジオに拾わせる事を目的としている。わかりやすく言えば車のスピーカーとiPodを無線で繋ぐ道具。

無線よりケーブルによる有線接続のほうが音質はいいので、車にAUX端子があるならあえてトランスミッターに拘る必要もない。むしろケーブル接続のほうが得。でも「トランスミッター」って言葉が心を捉えて放さない。

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