このゲームを買う上で、一番心配だったのは「言語の壁」。
自慢じゃないけど、私のヒアリング能力は中学生のそれをえぐるように下回っているため、楽しめないんじゃないかと心配だった。でもそれは杞憂に終わった。
確かにストーリーはすべて事後理解で、後半は「目に映るものはとりあえず攻撃で。」という極地に達してプレイしていたけど、それを補って余りある演出で飽きることなく最後まで駆け抜けられた。洋ゲーにしてはすごく親切な設計で、ロケーターという簡易のガイド機能や目で見てわかるようにアイコンを多用したり作りになっていて、ゲームの根本では言語問題は特に気にしなくてもいい。ただし即死する場所や速断を迫られる場所が何箇所かはあって、その注意を英語の音声で流暢に教えてくれる。死ぬ。
親切といってもぬるいわけではない。敵の出現はすべて『演出』の一環になっていて、突然天井から敵が降ってきたり挟み撃ちにされたり、主人公よりもプレイヤーにダメージを与えようとしている気さえする。
武器の強化やアイテムの売り買いといったちょっとしたRPG要素も楽しい。一度に所持できる武器は4種類、最大で7種類出てくる。主人公がエンジニアということもあってか、工具を元にした近未来の独特の武器が魅力的だった。みんな大好き火炎放射器もあるよ!
グロさの面ではスプラッタ系洋画、例えば「SAW」を普通に見られる人間にはたいしたことは無い。エイリアンがバラバラになるのは置いておくとして、生きた人間の頭や足が欠損するシーンは絶対に日本のゲームでは発売できないんだろうなあ。
バグやフリーズといった洋ゲーの宿命といえるものが奇跡的に一度も無かった。これはすごく嬉しいことだけど、同時に一つ個人的な問題が発生した。それは「酔い」。
宇宙ということもあって無重力の場所があるんだけど、カメラがくるくる回ってこれが結構辛い。ゲームのデザインとして照明のコントラストがはっきりしていて、目が疲れやすく、敵の出現と共に突然音が大きくなったりして五感への悪影響は強い。長時間プレイは控えたほうがよさそう。
本編は短くもなく長くもなく丁度いい。ロード画面やムービーがほぼ無く、実際に操作する部分という意味では長い部類かもしれない。セーブポイントがやたらに多いのでチマチマプレイするのにも向いているかな。
引継ぎができる周回プレイや縛りプレイ、難易度選択も可能でトロフィーも豊富。初回プレイ以外はホラーゲームの機能は果たさないだろうけどアクションゲームとして長く楽しめると思う。
今はDead Space-wikiを見ながらストーリーの復習プレイ中。確かバイオハザードのびびりプレイなんて動画を昔見たことがあったけど、Dead Spaceのびびりプレイも確実に出てくるねこれは。私?・・・び、びびってないですよ。。
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