ところで糖度計っていったいどういう原理で測定してるんだろう。ってことで調べてみた。
糖度計にもいくつか種類があって、このPAL-1はどうやら屈折糖度計というものらしい。名前は光の屈折を利用しているところからきている。安直な。
『屈折』というのは、光や音なんかが異なる媒質の境目で進行方向を変えることを言って、光の曲がる割合、屈折率というのは媒質によって異なる。つまりは苦いコーヒーと甘いコーヒーでは屈折率が違う。この違いをリモコンの受信側に使われているような光を感知するセンサーを使って数値化するという仕組み。
ちなみにこの機械が識別しているのはあくまで濃度による屈折率の違いであって甘さを測定しているわけではない。なら糖度計の数値はなんなのさ、っというと砂糖水との比較なんだよね。単位はBrix(ブリックス)。なかなかお洒落なネーミング。
果物のジュースなんかは屈折率に影響を与えるのがほとんど糖分で、そういうものを測定するときは「糖度計」って呼ぶらしい。塩分なんかの糖分以外を含む媒質を測定するときは「濃度計」って呼ぶらしい。ややこしい。そうらしい。いやらしい。
簡単にまとめると、屈折率の違いを砂糖水を基準にBrixという単位で表す機械ってことでいいのかな。
こんどからコーヒーを頂くときは「○○ブリックスで!」と頼むことにしよう。自分で砂糖を入れろという要求は受け付けない。
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