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よくわからない物と電子機器とゲームが好きな管理人が、アマゾンで買ったり見つけたりした物をレビューしたり愚痴ったりしてるだけのブログ

あまぞんな日々

   

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電子機器【米粉パン製造機 GOPAN】



「GOPAN(ゴン)」。お米でパンが作れるホームベーカーリーというやつ。

ホームベーカリーとは、「第二の炊飯器」とも呼ばれる家庭用パン製造機のこと。バブル期のメーカーが一般化を推進したものの、「専用材料が必要など手間がかかる」という声に押し返され一過性ブームに収束したという過去を持つ。その後も『パン食文化』と『コストパフォーマンス』のせめぎ合いで微妙な一過性ブームを繰り返しおり、2011年、今度は「米粉」に着眼した一過性ブームを巻き起こそうとしているらしい。しぶとい。

小麦ではなく米粉を利用してパンを作る商品は他にもある。しかしGOPANは、米そのものを砕いて利用する点で他と一線を隔する。まあでも10万円かけて米をパンにしなくても米を食べればいいじゃないか

そもそも米粉パンってなんなのさ。私も食べた事がないのでネットの情報を頼りに纏めてみる。
メリット
・米粉100%ならば小麦アレルギーの人間もパンが食べられる
・米の消費拡大による米農家救済  ・将来的な小麦価格高騰への対応
・小麦よりも低カロリー高たんぱく。  ・水分含有量が多く腹持ちが良い
・和食と調和しやすい
デメリット
・現状小麦よりも値段が高い  ・認知度の低さ
[PDF]米粉パンの現状と展望
協同組合 米ワールド21普及協議会 米粉の概要

食感はもちもちしていて微かに米の風味があるらしい。米粉パン自体は優秀みたいだけど、庶民の物に対する好感度は値段で決まるといっても過言ではない。普及は小麦相場が今後どうなるかにかかっている。


話はホームベーカリーに戻り、『GOPAN』は材料をセットしてから焼き上がりまでに約4時間かかる。内訳は浸水30分、米粉砕80分、こね13分、発酵65分、焼き50分とのこと。
浸水は米に水を吸わせる作業で、次に米を粉砕するため必要となる。米粉砕は文字通りだけど注意書きによると、このとき粉砕音が鳴り響くらしい。朝食に焼きたてのパンを食べたいなら夜中にガリガリ鳴るのは我慢しよう。続いてこね回して発酵して、最後に焼いて出来上がり。

うーん、これで10万円かあ。元を取り返せるのはいつになることやら。・・・というか、そもそもパンを自作すると買うより安上がりなのかな?調べてみた。

以下はGOPAN導入から米粉食パンを一斤作る為に必要な費用と、一般的な手ごね製法に必要な費用の表。分量などは三洋電機の公式サイトから。
SANYO GOPAN 商品情報


 GOPANによる米粉パン
   項目  値段(円) 
 調 
 理 
 道 
 具 
 GOPAN本体 94,800 
 デジタル量り 1,500 
 デジタル温度計 1,200 
 材 
 料 
 白米(220g)  66 
 砂糖(16g)  3 
 塩(4g)  1 
 ショートニング(10g)  12 
 小麦グルテン(50g)  60 
 ドライイースト(3g)  16 
 そ 
 の 
 他 
 電気(下記サイトにより算出)
 ⇒電気代計算君
24 
 合 
 計 
 調理道具費 97,500 
 材料費 158 
 総計 97,682 円 
 手ごねによる米粉パン
   項目  値段(円) 
 調 
 理 
 道 
 具 

 
大型容器(ボウル) 1,000 
 計量カップ  500 
 計量スプーン  800 
 麺棒  500 
 食パン型  1,500 
 電気オーブン  15,000 
 サランラップ 200 
 デジタル量り  1,500 
 デジタル温度計  1,200 
 材 
 料 
 上新粉(220g) 121 
 以下、左表と同じ
 合 
 計 
 調理道具費  22,200 
 材料費 213 
 総計 22,413 円 



















「約」という言葉は省略している。また全ての値段は、amazonの検索結果から私が数秒で見比べた雰囲気数値。もう少し安くしようとすれば出来るだろうけど、理論的最安値なんてわかるわけがない。


初めて作ったパンが約97,682円だと思うと胸と財布が熱くなりそう。二回目以降は材料費と電気代だけでいいので、パン一斤が182円程度(税抜き)で作れる事になる。
市販品と比べる為に調べてみると、山崎製パン株式会社が発売している「米粉入り食パン(一斤サイズ)」の値段が200円(税抜き)らしい。差額が18円。・・・ということは、元手を取り返せるのは5500回近くひたすら食パンを製造し、毎日毎日一斤食べても15年後ってことだろうか。食パンマンも拒絶反応を起こすだろうに。
山崎製パン株式会社 「米粉入り食パン」を発売

大量生産の市販品相手では、コストで勝つ事はできないみたい。パンマニアの道楽ということだろう。でもパンに色んな具を混ぜて、オリジナルパンを作れるのはパンマニアでなくとも楽しそう。お米混ぜてお米米粉パンとかね。


「○○さんってぇ~朝はご飯派?パン派?」
「食べない」
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