あまぞんな日々

振動式って言葉に私は弱い。

なんでもJRでは空気圧で枕を膨らませて起こすタイプの目覚ましが使われているらしい。百発百中で静かに、狙った人のみを起こせる代わりに価格は約10万円。喜んで寝坊する。
もっと手ごろで、かつ、確実に起きられそうな目覚まし時計ってことで海底の泥の中から急浮上したのがこの振動式目覚まし時計。

最初に想定したのは右の枕型だったんだけど、腕時計型が見つかってしまった。なぜだろう。絶対にいらないはずなのに腕時計型はちょっと欲しい。もう一度言うと絶対にいらないはずなのに。
枕型は心の底から本当にいらない。

枕型はサイドに目覚まし時計が付いていて、時間になると時計と連動して枕そのものが振動、寝ている人間の脳みそをシェイクするというもの。実際のところ、振動の強さが具体的にかかれていないからシェイクとまでいくかはわからない。けどスッキリ目覚められそうにはない。記憶はスッキリするかもしれない。

腕時計型はそのまんま、腕を振動させるというもの。商品説明によると「音のない最強振動はケイタイのバイブを超える威力！」。こっちなら枕型問題は解決だけど、腕が震えたところで起きられるだろうか？
電車で、向かい側に寝てる人間の手だけが異常に震えてたら怖くてたまらない。目覚めた瞬間に「手がうずくぜ」なんて言われた日には違う意味でも怖くてたまらない。うん、やっぱりこの時計欲しい。

どっちも時計単体としての性能はいまいちみたい。振動させるってことで電池の寿命も短くなりがちなのは仕方ないのかな。


電子時計をいくつも買うなら試してみる価値はあるかも知れない。ないかも知れない。
とりあえず腕時計型はいたずら方面での今後の活躍が期待される。欲しい。