バウリンガルの仕組みは「動物感情分析システム」としか書いてない。初期設定で犬種や年齢を設定しなければいけない事を考えると、マイクで拾った犬の声を予め分類して収録したデータと比較してるだけの単純なものだと思う。というかそれしかない。個体差をカバーできるほどのパターンを収録してるとも思えないし、嬉しそうに吠えながら憤怒する竹中直人みたいな犬を飼った日にはバウリンガルはゴミと化す。
設定できる犬種は50種類程度。対応一覧はピンク色のバウリンガルの所にのみ載っている。
ところで犬って類似している種類を除いても日本だけで100種ぐらいはいるんじゃないの?調べてみた。
ジャパンケネルクラブによるともっといるらしい。
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社団法人 ジャパンケネルクラブ
「現在、世界には非公認犬種を含めて700~800の犬種があるといわれていますが、社団法人ジャパンケネルクラブでは国際畜犬連盟(FCI)により公認された339犬種(2009年6月現在)のうち、189犬種(暫定公認2犬種を含む)を登録しております。」
対応している犬でさえ正確に翻訳できないんだから調べた意味はなかったか。
商品説明をよくみると鈴木松美博士が開発してるんだね。テレビで見たことがある人は多いはず。テレビで音響分析というと必ずといっていいほど出てくる色付きメガネの怪しい人。「テレビ受けのいい学者は信用ならない」って聞いたけど、なるほどバウリンガルの性能を含めてもろもろに納得。
どうせおもちゃとして発売するなら定型メッセージをもっとぶっ飛んだ内容にしてもよかったんじゃないだろうか。少なくとも私は喜ぶよ。犬は飼ってない。
犬:「ワンワン!」
人:「バウリンガルで翻訳してみよう!」
犬:「機械に頼るな」
人:「・・・」
本当におもちゃだと思うので、精度とか機能とか細かい事はあえて書かない。
機械なんかなくてもちゃんと向き合えば気持ちは通じる。すこぶるいいこと言った。ここテストに出るよ。
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