圧巻は最大256人の同時オンライン対戦。ただしこの最大っていうのはミソ。ミッションによって人数は限られ、さらに256人の実態は64人対戦×4箇所をつなげたようなもので、混沌とした人の海になることはない。
よく考えれば一箇所に固まった127人の味方なんて邪魔以外の何者ではなく、同士討ちの嵐の中ボイスチャットの奇声と強制退室投票が飛び交う世紀末になるのは目に見えているので64人対戦程度でちょうどいい。体感ではそれでも十分に多い。
基本的には8人分隊に隊長一人という構成で隊長の指示に従って行動する。これは強制ではなくて、素敵な隊長が近くにいるとリロードが早くなったり盾に出来るので自然と集まるようになっている。
ごちゃついた場面では個人技量の比重が薄まるし、衛生兵、工兵も重要でFPSが苦手な人もなんだかんだで楽しめると思う。雰囲気ゲームといえばそうとも言えるけど、やっぱりうまい人はうまい。FPSだこれ。
ミッション数、マップの数は少ない。頻繁な更新によって調整は行われているみたいだけど、根本的に大局を意識した作りになっていて細かい部分、例えば銃の種類や移動手段、戦い方に選択肢が少ない。悪く言えばいつまでも大味。良くいえば・・・とても頑張っていらっしゃる。きっとこれは褒め言葉。
コミュニケーションの方法が不足しているのは気になった。テキストチャットの機能がなく、意思表示の為にはボイスチャットか定型チャットか、味方の前で小躍りして撃たれる(実体験)しか方法がない。とはいえ個々が主張をしにくいおかげで、分隊ごとに存在する隊長役の指示がより戦況に反映されやすいのも事実。これはユーザーのマナーの問題だわね。
回線のラグはうまく纏めている。たまーに人の形をした変な生き物に遭遇することはあれど、あれだけの人数と海外ユーザーの回線を処理していると思えば上出来。現在のオンラインユーザー数は・・・どうなんだろう。少なくとも発売から1年も経ってないし、オンライン専用だからまだまだ人はいると思う。今すぐ確認できないからなんとも。
わいわい軽いFPSを求めるならば楽しいよ。大規模戦争しかり、Fuckメールしかり、色んな意味で「人がゴミのようだ」という言葉がよく似合うゲームでした。
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