1作目のアサシンクリードは、まだまだ発展途上といった感じ。
どんな建物でもよじ登ることができ、ステージを横だけでなく縦方向に活かしたフリーランニングシステム。マップを自由に使える暗殺から逃走までの一連の流れや、人ごみにまぎれて敵をやり過ごすソーシャルステルス。暗殺者になりきれる『発想』は見事といえる。それだけにおしい。
暗殺が肝なのにそれを補助するもの、たとえば囮だったり小石を投げるというような行為が不足しているために、どこからでも暗殺可能というわりにルートが限られてくる。逃走にしても、主人公だけでなく敵兵までも超人的な動きで追跡してくるため、剣振り回して戦った後、マップにいくつかある隠れ蓑ポイントに入るだけ。といったようにぐだぐだになるのが関の山だった。私がへたなだけだったりして。
ソーシャルステルスっていうのは、マップにいっぱいいる民間人にまぎれて敵をかわす事なんだけど、これは×ボタン押してればいいだけ。おざなりだなあ。
フリーランニングはすっごい楽しいよ。
ストーリーは主人公が悪い子から良い子になるってこと以外は正直よく覚えていない。。1作目の終わりは完全にⅡにつなげるためのもので、Ⅱの始まりは1作目からの流れでそのまま続くから、ストーリーをちゃんと理解したいならまとめて買ったほうがいい。
やり込み要素、といえるのかは知らないが時間つぶしはある。あれを攻略サイトなしでコンプリートできる人はいないんじゃないだろうか。旗の回収やサブの暗殺対象がいるんだけど、数が多すぎる。広大なマップで大量にある旗を探して永遠とうろうろする。そのうち悟りが開けそうになる。やり込みといえばやり込みか。
洋ゲー特有のもっさり感はアサシンクリードにも健在。これは好みの問題かな。
チリの鉱山ほどにもっとゲームシステムを掘り下げてくれれば、これほどなりきりが楽しいゲームはない。そこらへんはⅡで開花するんだけどね。なんだかまたⅡがやりたくなってきたぞ。もう面倒だから今度Ⅱを買ったら別でレビューすることにしよう。
最新作のブラザーフッドは部下のアサシンを引き連れたり、オンラインができるんだってさ。へー。
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